とある機会をもらってJetson TX1を少し触らせてもらったのだけど、そうしたら自分でも欲しくなってしまった。
そんなわけでJetson TX2を購入した。
開発PCは単なるLinuxPCになっていたZOTAC ZBOX AD-02を使おうと思う。
AMDのAPU E-350が入っているけど今まで活用できていなかったので、これを機にOpenCLとか動かしてみようかなと。
開発PCの環境
OSはUbuntu 14.04LTSがサポートされているっぽいので、Japanese Teamがリリースしている日本語Remix DVDを使わせてもらう。
ただし、JetPackのインストール時に「en環境以外は知らないよ」と警告されてしまうので注意。
開発PCへの追加パッケージ
apt-get update、apt-get upgradeで最新状態にしてからg++とopenssh-serverを入れた。
JetPackを入れる前に開発PC側も色々遊べるようにする。
AMDのプロプライエタリドライバ。インストールして再起動したらOpenCL(clinfo)が使えるようになった。
ヘッダファイル類。mesaの以前パッケージが大量にあるのでapt-getに言われるまま入れる。
- mesa-common-dev
- opencl-headers
GLUT。無くても良いけど、OpenGLのサンプルをビルドするために入れた。こっちも大量の依存パッケージを言われるまま入れる。
適当に「OpenGL sample」とか「OpenCL sample」でググったファイルをコンパイル、実行はできた。
OpenMPI(分散処理)
OpenMPと1文字違いでややこしいけど、こちらは複数マシンで処理を分散する方。Jetson側にも入れて遠隔で動かしてみたい。
こちらも大量の依存パッケージを一緒に入れる。
- openmpi-bin
- libopenmpi-dev
open-mpi.orgのhello.cをローカルで動かしてみたら無事動いた。
SSHの設定を入れないと遠隔で実行できないようなのでJetPackのインストールが終わったら試してみよう。