Zのグラフがヤバい件

前回「どこかの書籍に書いてあったような気もする」と書いた透視投影変換後のZ値のグラフがヤバい件だけど、やっぱり以前読んだ書籍に思いっきり書いてあった。*1

14.9「おまけ:zバッファ精度問題」に思いっきり前回載せたのと同じようなグラフが載っていた。どうやらニアクリップとファークリップ面は比率を近づけないとダメらしい。前回見たグラフはZn=1, Zf=33で1桁と2桁の数値なので比率的に離れていたのが良くなかったっぽい。



試しにZn=33, Zf=65と両方2桁にしてみたら、かなり線形に近いグラフになってZ値によってあまりばらついた結果にならなくなった。




比率が大きくなっちゃダメってことなので、カメラの設定としては基本的にZfを中心に設計すればよいのかな。どアップでモデルを写したいときは視野角を絞る感じで、カメラとモデルの距離はある程度離す感じにすれば大丈夫だと思う。

*1:平山 尚「ゲームプログラマになる前に覚えておきたい技術」秀和システム (2008/11/15)pp.423-426